筆の握り加減について

仲宗根無我

2021年12月02日 08:00


筆の握り加減について





筆の持つ、筆の持ち方によっても握り加減は変わると思います。 
まずは、筆を掴み落ちない程度に持つことから始まり、筆に墨を含ませ紙に文字を書く動作中に筆の握り加減は変わります。
具体的には、楷書体で言うと起筆時には緩やかな握り加減であるが、送筆時には筆管をしっかりと握ります。 どのぐらいの力で言われると困るのですが、具体的に言うと横画、縦画の線を引く時に筆管の傾斜角度を維持するために(書いている線が同じ太さの線になるように)握る。 筆を支えている5本の指全指で行うことが必要である。
送筆時に筆管をしっかり握るのは、紙面に対して一定の圧力を加えるためである。 その圧力を保持すために筆管を固定的に握るのです。筆字での線の太細は、筆をS字状にすることで決まります。 なので、筆の握り加減も線の太細を考慮したS字を維持するために筆管を絞めるようにして握るのです。





筆の握り加減は、特に意識的に鍛練を要するもののようですので、粘り強く繰り返し練習することをお勧めいたします。
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